学科News(No.125) 齊藤教授 情報処理学会山下記念研究賞を受賞

個人必携パソコンによる情報環境の研究で

 

 2012年3月7日、情報処理学会の全国大会が名古屋市で開催されました。
その中で山下記念研究賞の授与式が行われ、本学情報システム学科・齊藤明紀教授が、同賞を受賞しました。
この賞は、各年度に開催された情報処理学会の研究会やシンポジウムにおいて、優れた研究発表を行った研究者に贈られるものです。

 

研究の背景と内容

 鳥取環境大学では、2001年の開学時から、パソコンを据え付けた教室を用意するのではなく、学生個々にノートパソコンを携行してもらい、
情報コンセントのある講義室で情報処理やプログラミングの授業を行う方式を採用しています。
発表論文では、この方式を実践するにあたり、大学としてどのような設備と体制を構築したかについて具体的に報告されています。
そして、高等教育として必須要素となっている情報処理技術教育を総体的に実施するために、パソコンを個人必携とすることの効果と、
大学レベルで実施するにあたり必要となる実践的な経験知(トラブルなど)をまとめて体系化しています。

 

研究の効果とインパクト

 高性能なパソコンが安価で入手できるようになると、本学のように学生が自前のパソコンで情報処理を学ぶケースが増えてくると考えられます。
鳥取環境大学は、ノートパソコンを必携としたさきがけであり、その経験やノウハウは、今後の教育システムに大きな影響を与えます。
本学の先駆的な取組と、それを分析し知恵としてまとめた齊藤教授はじめ研究に携わった教員の研究成果が評価されたものといえます。

 

賞状とメダル
賞状とメダル

左から齊藤教授、元同僚の長瀧助教(岡山大学)、永井准教授(熊本大学)
左から齊藤教授、元同僚の長瀧助教(岡山大学)、永井准教授(熊本大学)