学科News(No.52) 第58回電気・情報関連学会中国支部連合大会 奨励賞受賞!!

発表題目:「初等教育におけるプログラミング教育の実践―実施2年目の取り組み-」

坪内康恵さん(情報システム学科4年・鷲見研究室)が平成20年5月20日に電子情報通信学会奨励賞を受賞しました。この受賞は平成19年10月20日に広島大学にて行われた平成19年度電気・情報関連学会第58回中国支部連合大会で研究発表を行ったものです。この研究は、鷲見研究室で行っている「考える力」を育み将来の技術者の養成に向けて、ものづくりの楽しさを実感してもらい、子どもたちの理科離れを防止するための取り組みに関するものです。

賞状
賞状

プログラミング教育の実践とは


 鷲見研究室では将来の技術者養成に向けて「考える力」を育み、ものづくりの楽しさを実感してもらうことで子どもたちの理科離れを防止しようと小中学生を対象にプログラミング講習会を毎年取り組んできました。過去3年間は外部から補助金を得て、講習会を鳥取市(H17)・米子市(H18)・倉吉市(H19)で開催してきました。参加者は3年間で延べ98人です。対象は小学生3年から中学生までです。
講習会で使用する教材は、ミニマイコンカーと呼ばれるものです。これは、自分で作成したプログラムに従ってセンサでコース情報を読み取り走行するミニカーです。絵文字言語を用いてプログラミングしマイコンカーを動かすことで「考える力」の基礎となるアルゴリズムの習得に焦点を当てています。本教室に参加した人のアンケートを行い、初等教育におけるプログラミング教育の実践はどうあるべきか研究しています。

倉吉会場での講習会(H19)
倉吉会場での講習会(H19)

坪内康恵さんの感想(研究成果・発表会参加)


 私が実施した講習会でのアンケート結果からは、保護者・参加者ともに自ら考え行動する力がつき、「考える力」の養成に非常に有効であることが分かりました。また、子ども達に何でも自分で作り試そうとする意欲がついたようです。連合大会での発表では、様々な大学の先生や学生の前で話すことで大変緊張しました。しかし、発表に対する有益なコメントをいただけただけでなく、他の方々の研究発表を聞くことができ大変勉強になりました。さらに、奨励賞を受賞することができ、鷲見研究室の先輩・後輩・仲間の協力に感謝しています。卒業後、この経験を生かして社会人として頑張っていきたいと思っています。

発表会場で鷲見研メンバーと共同研究者の藪木先生(津山高専)と。(左から2番目が坪内康恵さん)
発表会場で鷲見研メンバーと共同研究者の藪木先生(津山高専)と。(左から2番目が坪内康恵さん)

開学以来、このような取り組みが認められ、表彰を受けるのは2回目で大変嬉しいことです。技術立国の一端を担う鳥取県(工業出荷額が半数近くを占めています)の将来を担う子ども達への教育を行うとともに、学生もよく成長できたのではないかと思います。なお、平成19年度 電気・情報関連学会中国支部第58回連合大会には鷲見研究室から院生2名・学部生3名が発表を行いました。

談話する鷲見教授
談話する鷲見教授